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作家略歴

冨田溪仙

冨田溪仙
福岡県博多に生まれる
本名は鎮五郎(しげごろう)
字は隆鎮
別号に雪仙、渓山人など
冨田家はかつて福岡藩の御用を務め、渓仙が生まれた頃は麹屋町(現在の博多区川端)で素麺製造業を営んでいた
福岡藩御用絵師だった衣笠守正(探谷)に狩野派を学んだ後、京都に出て四条派の都路華香に師事
のち仙厓義梵、富岡鉄斎に傾倒
各地を旅し幅広い研鑽を積む
横山大観にみとめられ、1915年(大正4年)日本美術院同人
1935年
帝国美術院の改革に伴い会員となる
駐日フランス大使であった詩人のポール・クローデルや俳人河東碧梧桐との交遊も知られている
また、横山大観とも昵懇であり、1936年(昭和11年)に入り、横山が帝国美術院改革に異を唱えると一緒に美術院会員を辞した
一方で、京都の画壇関係者とは全く交友は無く、門弟も居なかったため孤高の偉才と評されていた
1936年
逝去

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