1847年
漢方医松邨春岱の長女として大阪難波に生まれる
明治を代表する女流南画家
初め四条派を学ぶが、19才で日根對山に師事し、25才の時に上京
1877年
滋賀の酒造家野口正章と結婚する
第一、二回内国絵画共進会で褒状、第三、四回内国勧業博覧会で妙技二等賞、日本絵画協会第一回展で銅牌、さらに日英博覧会では銀賞など、数多く受賞した
1877年
甲府に醸造所を持つ滋賀の酒造家野口正章と結婚
後しばしば来甲し、数多くの作品を遺す一方、明治初期の甲府愛宕焼の絵付も行っている
制作は、山水・花鳥を得意とし、代表作に御大礼記念に献上した≪阿波鳴門≫・≪小松島≫の六曲屏風一双≪西王母図≫等があり、穏健着実な画風により1889(明治22)年華族女学校教授、後、帝室技芸員を勤め、奥原晴湖と共に女流南画家の双璧とされる
1917年
逝去